手術合併症と医療過誤

医療過誤の話は書きましたかね?

手術の合併症と医療過誤は別です。よね?
手術には一定の確率で合併症がおこります。それは避けきれないこともあるのです。
術前に必ず合併症については説明をします。
その確率は少なくても、説明は必要です。

しかぁーーーし、起こりました、合併症が。
私の未熟性のせいでしょうか?わかりません。
解剖学的バリアンスが強い患者さんだったと思います。




手術室にて・・・
合併症が起きたため、術式を変更し、手術時間を延長しなければなりません。
そのため、夫と息子を手術室前室にお呼びして説明。
納得はされましたが冷ややかな視線。
悔しくて、涙が出ました。(家族の前では泣かないよ)

術後・・・
患者さん本人は覚醒した後、「先生にご迷惑をおかけしてしまったんですね・・。」と言っていました。そうじゃないのに、どういっていいかわかりませんでした。


それ以降、このブログも書く気力を失いました。
大きな手術になってしまったので、かなり悩みました。
数日間は得体のしれない恐怖で笑えませんでした。
やめちゃえば、楽かな、と思いました。
手術が非常に怖くなりました。


それでも、周りのみんなにやさしく見守られて、それがこちらにも伝わったから、頑張りたいと思えました。苦しいことだったけど、乗り越えています。

これからはまたブログ、少し書きます。