ジョニーとの出会いと別れ

本日は企業の方(Kさん)と朝から打ち合わせ。実験は順調だったし、Kさんからの学会報告も面白かった。女子医で行われた国際シンポジウムについてだ。O先生の「細胞シート」。そこのラボはいろんな分野でその「細胞シート」を用いて実験しており、楽しそうだ。臨床応用にまで来ており、映像資料も多く、プレゼンテーションは聞いていても飽きないだろう。前に学会で拝聴したので、今回は私は辞退したけど、Kさんは楽しかった模様。
そんな風にどんどん臨床応用できて、うらやましい。きっと実験している人たちも楽しいことだろうなあ、なんて思った。
そんな風に、打ち合わせは順調だった。
しかぁーーし!!資料を取り出そうとして、机の上に並べてあるファイルを手にとって、Kさんのほうにクルッっと体勢を変えたとき、そこにはなんと、ゴキブリゴキブリゴキブリっ!
ぎゃーーーーーっ
とにかく気が遠くなりそうになり、手にしていた、ファイルを投げた。そしたらKさんがうわっ、何するんですか。って言うから、よく考えたら、Kさんに向かって投げてた。幸いそれは、飛ばずに済んだが、尋常じゃない私の叫び声に、いろんなヒトが心配してきてくれて、その中には隣の研究室のヒトもたくさん来てくれた。
皆さんに謝って、うちのラボのヒトに退治してもらったが、ふるえがとまらなかった。

Kさんとお昼ご飯に行き、投げつけてしまったお詫びにおごって差し上げようとしたら、Kさんがブリちゃんのことはもう大丈夫ですから。」って、おごらせてもらえなかった。
・・・・・!?ブリちゃんっ!??うーん、ブリトニー・スピアーズのことかと思いました。やっぱり「ゴキブリ」って発音したくも無いですよね。

Kさんと別れて、今度は共同研究者のYさんと東大に実験しに行くとき、その話になりました。その方の研究室にも、私の声が響き渡っていたらしいです。
あたし:「いやあ、出たんですよ、アレが。」
Yさん:「そうでしたか、ジョニーでしたか。」
・・・!?ジョニーーーーー!?
やはりみんな隠語で呼びたくなるシロモノなんですねえ。
以来、気に入って、ジョニーと呼ぶことに決めました。
一件落着。・・・なのか??