初めての術式

今日は私にとって執刀するのは初めての術式に挑戦です。。
ええ。
・・・いいんでしょうか?
部長の指導の下、チャレンジしましたが、終わってみるとうまくいったようです。
本当に、心の底からホッとしました。




手術とは、なんと恐ろしいものだろうか、と最近思うようになりました。
いままで、研修医から10年間、指導医の下での手術もしくは、いつでも指導医を呼べる状況でした。
そういう手術は私にとってもある程度チャレンジできたし、安心でした。




最近、ほかの病院に研修に行き、習得してきた新しい手術を、今の病院でやっています。
ほかの先生方は部長先生でさえ、その手術はできません。
その手術の責任は私にあるのです。
なんでもやりたがる私のような者でも、さすがにそれは相当な重圧でした。
やり始めて3か月くらいは、どんなに手術自体がうまくいっても、術後の合併症のことで、家に帰っても心配で、心配で頭を抱えるほど恐ろしく思いました。
大切なわたしの患者さんを思うと、余計です。
責任を持つということは、それだけ重いということです。





結構大胆で、怖いもの知らずな性格なんですよ、わたし。
でなければ、そんな新しい手術の導入なんて、できなかったでしょう。
でもその運営も怖いものでした。




そんな重みに耐えて、医師として成長していくんだと、ふつーに思いました。
こんな成長は、今の部長先生じゃないとさせてもらえないな、と感謝しました。
こうやって語ってみると、よくあることのようだな、と、がっかりもするけど、私にとっては大きな発見と感動でした。




ちなみに、いまのところその手術で大きなトラブルはなく、術後経過もみなさんとても良いですよ。