本日はケイチツなり

今日は啓蟄だったそうです。
地中で冬ごもりしていた虫が春の到来を感じ、草木が芽吹く と同時に地上へ這い出してくるという意味です。
しかし、わたしが「ケイチツ」というと、産婦人科診察に欠かせないアレです。
膣の中に挿入して、中の超音波検査をする、経膣エコーです。
ははは。啓蟄と聞いて「ぷぷぷ」と思ってしまいました。
くだらないか。




最近、外勤当直に行って、患者さんを診たのですが、印象的だったことがありました。



年齢20代前半の結婚したばかりの女性。
腹痛を訴え近医受診。その場は特に何も見つからなかったが、検診を行った。

後日。子宮頚部の癌発見。子宮頸癌ステージⅡb
広汎子宮全摘+両側付属器切除+骨盤および大動脈リンパ節郭清という大きな手術を行った。

病理検査の結果、adenocarcinoma。リンパ節転移あり。閉鎖節。

術後、放射線照射中。


そこから学ぶこと。若いうちからがん検診を受けるべきだということ。最近、若いヒトの子宮の癌が増えている。性がオープンになったためか?感染症が大きくかかわるという子宮頸癌ですから。