羞恥の上塗りとは

私は産婦人科医である。
産婦人科と言うのは、特殊な面が多い。



私は産婦人科が大好きだ。女と言うのは、本当に面白い。いやな意味ではなく、女と言うのは、皆かわいいのだ。ずうずうしい人もいるけど、それもかわいいものだ。



産婦人科では、内診という特殊な診察がある。内診台に乗って、お股を広げなきゃいけないのだ。
そして、膣から機械を入れたり、指を入れて診察したりしなければならない。



そこで!だ。



日本では、患者さんのおなか付近にカーテンが引かれる。患者さんから診察している医師や、それを介助する看護婦が見えないようになっているのだ。基本的には、恥ずかしいから?
おかしくないか???


診察が恥ずかしいのはもちろん分かる。陰部を見られているのだから、恥ずかしい。でも良く考えると、どんな器具を入れられているのか、相手がダレなのか、どんな顔(表情)しているのか、まったく分からない事のほうが、何倍も嫌な事ではないか??
医者からすると、診察して、どこが痛いのかを見るときも、表情を見ながら診察することはとても重要なことだ。どんな機械を使って診察しているのかを見せながら行うことも、とても重要なことだ。



しかも!!




患者さんが開脚するときに、カーテンは頻繁に患者さんの陰部・陰毛に触れることがある。
想像してみて。いろんな患者さんの陰部に触れてしまったカーテンが、自分の陰部に触れることを。
キャーーーーーー。耐えられない。

陰部だけに、感染症も多いし、時々毛じらみの患者もいるんだよ。



絶対に廃止するべきだと思う。

カーテンをすることで、羞恥心をあおっていると思う。つまり、カーテンが余計に恥ずかしい行為なのだということを助長しているのだ。


ここまで読んでくれた方、どう思いますか?やはり恥ずかしいからカーテン必要??